自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)が7月31日発表した2013年1-6月期(上半期)決算の営業利益は57億8,000万ユーロとなり、前年同期比で11.6%減少した。新工場やモデル、エンジンへの投資のほか、西欧市場の低迷を受けて主力のVWブランドなどで大幅な割引を実施したことが響いた格好。昨年8月に経営統合したスポーツ車メーカーPorscheは経営規模が小さいにもかかわらず、同利益が13億ユーロに達し、グループ全体の減益幅の縮小に貢献した。
\最終利益は45.8%減の47億9,300万ユーロと大きく落ち込んだ。比較対象の12年上半期は保有するPorsche株の評価益で利益が押し上げられており、その反動が出た格好。売上高は3.5%増の986億8,700万ユーロに拡大した。
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