自動車部品大手の独Continental（ハノーバー）が自動車産業向け以外の事業を強化する。欧州などで自動車市場が長期低迷していることを受け自動車産業への依存度を引き下げる考えで、買収も視野に入れている。ヴォルフガング・シェーファー財務担当取締役が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにした。
\同取締役は資源産業向け事業の将来性が特に高いとの見方を示した。供給する製品の具体例としては資源採掘プラットフォーム用の樹脂ホースや長さが数キロにおよぶベルトコンベア用の樹脂ベルトを挙げている。そうした製品は利益率が高い。すでに樹脂部品子会社Contitechで手がけている。
\他社買収は小規模な専門メーカーを対象とする考え。買収予算は総額10億ユーロを予定している。売り上げに占める非自動車産業向け事業の割合を現在の30％弱から最大40％に引き上げる方針だ。
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