ドイツ連邦統計局が14日発表した2013年4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.7%増(速報値)となり、大きく拡大した。内需が特に好調だったほか、外需(輸出-輸入)もプラス成長に寄与した。
\内需では投資が大きく増加した。第1四半期は冬の寒波の長期化と悪天候が響いて押し下げられており、その反動が出た格好。個人消費と政府支出も好調を保った。GDP統計の詳細は23日に発表される。
\一方、欧州統計局ユーロスタットが同日発表したユーロ圏の第2四半期GDPは前期比で実質0.3%増となり、前の期の同0.3%減からプラス成長に転じた。プラス成長は2011年10-12月期以来7四半期ぶり。
\ポルトガルは増加幅が最も大きく1.1%を記録。長期の景気後退から脱却した。フランスも0.5%増となり、3四半期ぶりにプラス成長へと転じている。債務危機に直面するスペイン、イタリアはマイナス成長幅が縮小した。
\