ドイツ連邦経済省が6日発表した2013年6月の製造業受注指数（暫定値）は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比3.8％増となり、3カ月ぶりに上昇した。パリ航空ショーに伴う特需で航空機の受注が大きく拡大、全体が強く押し上げられた。大型受注を除いたベースでは0.7％減少している。経済省は今回、5月の受注指数を当初の前月比1.3％減から0.5％減へと上方修正した。
\地域別ではユーロ圏（国内を除く）からの受注が10.0％増加、国内とユーロ圏外もそれぞれ3.3％、0.9％増加した。
\部門別では投資財が6.8％増と好調で、ユーロ圏は20.2％の伸びを記録した。国内は6.1％増、ユーロ圏外は2.1％増だった。中間財と消費財はそれぞれ0.2％落ち込んだ。
\特殊要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較でみると、5～6月は前の期の3～4月を0.5％上回った。ユーロ圏とユーロ圏外が各2.6％、1.6％増加。1.6％減となった国内の不振が相殺された。部門別では投資財が1.4％増、消費財が0.7％増、中間財が1.2％増だった。
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