電機大手の独シーメンスが洋上風力発電パーク用の高圧直流(HVDC)転換プラットフォームの建設に成功したことが26日、分かった。同社が同プラットフォームの建設に成功したのは今回が初めて。送電大手のテンネットから計4基の建設を請け負ったが、大きな技術的なトラブルが発生し、完成が遅延していた。これに伴い7億ユーロ以上の引当金を計上している。
\シーメンスは23日、北海のヘルゴラント島の沖合にHVDCプラットフォーム「Helwin 1」を設置した。責任者はこれにより「難関を突破した」と強調している。同プラットフォームは年内に稼働する予定。今秋には2つ目のプラットフォームをボルクム島沖に敷設できる見通しという。
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