キッチン家具大手の独Alno(プレンドルフ)が8月30日発表した2013年上半期決算の最終損益は60万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(810万ユーロ)から改善した。黒字転換は数年ぶり。大幅な値上げが奏功した格好。売上高は値上げの反動で15%減の1億9,650万ユーロに落ち込んだ。
\13年通期は売上高で少なくとも前期実績(4億4,630万)を確保する目標。国外事業の強化を通して実現するとしている。
\同社は1995年の株式公開(IPO)以降、ほぼ一貫して赤字が続いており、昨年は経営破たんの寸前まで追い込まれた。これを受け債権放棄と減資・増資手続きを含む事業再建計画を実施、白物家電大手の米Whirlepoolが増資を引き受けて筆頭株主となった。
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