Daimler(シュツットガルト)のトラック受注が好調だ。ヴォルフガング・ベルンハルト取締役(商用車事業担当)が20日明らかにしたところによると、年初からこれまでの新規受注台数は前年同期比で23%増加。特に夏以降に加速しており、下半期は受注が一段と伸びるとみている。
\1~8月の販売台数は30万5,000台。前年同期の30万9,000台を下回っているものの、同取締役は2013年通期で前年実績を上回るとした予測を据え置いた。営業利益も前年水準を確保できるとしている。
\販売を地域別でみると、北米では需要が安定。経済環境が厳しい欧州でも緩やかに回復するとみている。
\競合のScaniaは欧州でトラック販売が年末に急増するとみている。来年から排ガス規制が厳しくなること(ユーロ6の導入)を背景に、価格の低い現行規制(ユーロ5)対応車の駆け込み需要が期待できるためだ。ただ、Daimlerはすでに11年末からユーロ6対応車を販売しており、同社に関しては特需が小さいと予想している。
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