北海・バルト海で洋上風力パークの建設が進んでいる。北海で最大規模のパーク「Bard Offshore I」では8月にタービン80基(合計出力5メガワット)の設置が完了し、本格稼働がスタート。バッテンフォールが建設中の「Dan Tysk」も全80基のうち60基のタワー建設が終了し、11月末には発電タービン設置作業に入る。9月24日付『フランクフルター・アルゲマイネ』が報じた。
\デンマークのエネルギー最大手Dong Energyが建設中の「Borkum Riffgrund I」では海底変電設備の設置がこのほど完了した。来年から風力タービン77基用の土台設置を開始する。業務担当者によると、「遅くとも2015年には本格稼働にこぎ着けられる見通し」。また、同社が12年に凍結した建設プロジェクト「Borkum Riffgrund II」も再開し、17年をめどに送電網に連繋させる考えだ。PNE Windから12年に権益を取得した「Gode Wind I/II/III」のうちGode Wind Iプロジェクトについては、投資家との交渉を進めている。同プロジェクトでは資金の半分を自社で、残る半分を投資家から募り、銀行融資には依存しない方針。
\