ドイツ連邦経済省が8日発表した2013年8月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比0.3%減となり、2カ月連続で後退した。国内受注は2.2%増えたものの、ドイツを除くユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ2.9%減、1.6%減となり、足を強く引っ張った格好。大型受注は平均的な水準だった。
\部門別でみると、中間財は0.5%増加した。ユーロ圏が4.6%増と大きく伸びたほか、国内も0.2%拡大した。ユーロ圏外は2.7%落ち込んだ。
\投資財は0.7%減少した。ユーロ圏が9.2%減少したことが強く影響。ユーロ圏外も1.4%縮小した。国内は4.7%増加したものの、相殺できなかった。
\消費財は0.4%減で、内訳は国内が1.6%減、ユーロ圏が1.0%増、ユーロ圏外が0.3%増だった。
\特殊要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較でみると、7~8月は前の期の5~6月を0.2%上回った。国内が2.7%増加したことが大きく、ユーロ圏とユーロ圏外は各3.7%、0.5%後退した。部門別では中間財が0.9%増、投資財が0.2%減、消費財が1.1%減だった。
\経済省は国内の投資財受注が7~8月に4.8%増加したことを指摘。これまで抑制されてきた国内企業の設備投資が拡大に転じているとの見方を示した。
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