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2013/10/16

企業情報

Siemens AG―サウジで地下鉄受注、総額15億ユーロ―

この記事の要約

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は10日、サウジアラビアで無人地下鉄を共同受注したと発表した。首都リヤドに2路線を敷設。同社は車両と電気系統、信号・通信技術を引き受ける。受注総額は約75億ユーロ(100億ドル)で […]

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は10日、サウジアラビアで無人地下鉄を共同受注したと発表した。首都リヤドに2路線を敷設。同社は車両と電気系統、信号・通信技術を引き受ける。受注総額は約75億ユーロ(100億ドル)で、Siemensはそのうちの15億ユーロ(21億ドル)を占める。

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リヤドの市内交通はこれまで、乗合バスが主な担い手だった。だが、人口が急速に増え、1990年の2倍の500万人超に拡大していることから、都市開発当局は地下鉄の設置を決定。8月に計6路線を開設する計画を明らかにした。

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Siemensは建設大手の米Bechtelおよび現地の建設会社2社(Almabani、Consolidated Contractors Company)と共同で入札。地下鉄1号線と2号線を落札した。

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Siemensはアルミニウム製の車両「Inspiro」74編成などをターンキー方式で納入する。取引価格には現地職員の研修と電力供給サービスも含まれている。

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車両は90秒間隔で運行し、1時間に最大2万1,000人強を輸送できる。

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