ドイツ連邦統計局が21日発表した2013年9月の生産者物価指数(2010年=100)は前年同月比0.5%減となり、2カ月連続で後退した。エネルギーと中間財が下落し、全体が強く押し下げられた格好。エネルギーを除いたベースでは減少幅が0.1%にとどまった。
\エネルギー価格は1.4%低下した。石油製品が6.7%、電力が1.8%、天然ガスが1.0%の幅でそれぞれ下落している。
\中間財2.0%低下した。金属が6.5%下落。銅(半製品を含む)と鉄筋、飼料の下げ幅は各13.9%、10.6%、11.8%に達した。
\非耐久消費財は2.1%上昇した。上げ幅は食料品(2.7%)で大きく、バターと牛乳ではそれぞれ32.1%、18.2%に上った。ワインも7.5%上がっている。コーヒー(2.5%減)と家禽を除く食肉(2.4%減)は前年同月を下回った。
\耐久消費財は1.1%増、投資財は0.7%増だった。
\生産者物価は前月比では0.3%増となり、8カ月ぶりに上昇した。エネルギーが0.8%増となったことが大きく、エネルギーを除いたベースでは増加幅が0.1%にとどまった。耐久消費財と非耐久消費財は各0.1%増、投資財は±0%、中間財は0.1%減だった。
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