ドイツ政府は16日の閣議で、省エネ政令(EnEV)の改正案を承認した。1985年より前に設置された暖房を原則として2015年までに新式のものに交換することを家主に義務づけることが柱。これまでは1978年より前に設置された暖房が交換義務の対象となっていた。
\改正案には例外規定も盛り込まれており、暖房効率の高い復水ボイラーと低温ボイラーは交換義務を免除される。また、85年より前に暖房を設置した家屋でも2002年2月以降に購入していれば、引き続き利用できる。連邦建設省によると、交換対象となるのは差し当たり恒温ボイラーに限られるという。
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