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2013/10/23

総合 - ドイツ経済ニュース

外国籍市民が4.1%増加、93年以降で最大の伸びに

この記事の要約

ドイツ連邦統計局は22日、外国籍(二重国籍のドイツ人を除く)の市民が昨年は前年比4.1%増の720万人に拡大したと発表した。伸び率は1993年以降で最大。欧州連合(EU)に加盟する外国の市民が8.7%増えて、全体が押し上 […]

ドイツ連邦統計局は22日、外国籍(二重国籍のドイツ人を除く)の市民が昨年は前年比4.1%増の720万人に拡大したと発表した。伸び率は1993年以降で最大。欧州連合(EU)に加盟する外国の市民が8.7%増えて、全体が押し上げられた格好。EU域外の国籍を持つ市民は1.3%の小幅増にとどまった。

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EU加盟国の外国人で増加率が高いのは東欧諸国の国籍保有者で、ハンガリー人は29.8%に達した。これにルーマニア人(28.8%)とブルガリア人(26.5%)が続き、ポーランド人も15.5%に上った。

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一方、債務危機で経済が低迷するギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペインの国籍を持つ市民は増加率が3.8%だった。スペイン人とギリシャ人はそれぞれ9.1%増、5.1%増と伸び率が比較的高かったものの、イタリア人は1.8%にとどまっている。

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EU域外の外国人ではシリア人が23.0%増加。インド人と中国人も各13.0%、8.3%増えた。外国人のなかで人口が最も多いトルコ人は2.0%減少した。ドイツ国籍を取得する人が多いことが背景にある。

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