欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2013/10/23

企業情報

General Motors―ロシア事業を欧州法人の統括下に―

この記事の要約

自動車大手の米General Motors(GM)はロシア事業を来年1月1日付で上海の子会社General Motors International Operations (GMIO)から欧州法人GM Europeに移管 […]

自動車大手の米General Motors(GM)はロシア事業を来年1月1日付で上海の子会社General Motors International Operations (GMIO)から欧州法人GM Europeに移管する。欧州法人の主力会社である独Opelが18日明らかにしたもので、Opelはロシア販売を強化するとともに、低迷する工場稼働率も引き上げられる見通しだ。

\

GMは現在ロシアでOpel、Chevrolet、Cadillacの3ブランドを展開している。Opelは現地販売台数が昨年8万1,000台で、市場13位にとどまった。一方、Chevroletは20万5,000台で、2位につけている。GM欧州法人はOpel車を生産しているため、同法人がロシア事業を統括するようになると、同ブランドの現地販売が伸びる可能性がある。

\

ロシアはOpelにとってドイツ、英国に次いで3番目に大きい市場。縮小が続く西欧市場と異なり将来性が高く、今後欧州最大の市場になると予想されている。

\