カーボン製品大手の独SGL Carbon(ヴィースバーデン)は18日、カナダ東南部のラシュートにある黒鉛電極工場の操業を来年第1四半期に完全停止すると発表した。2015年までに年間コストを1億5,000万ユーロ圧縮する計画(SGL2015)の一環。従業員およそ110人が影響を受ける。
\黒鉛電極市場は約5年前から低迷しており、同社は生産拠点を1~2カ所、閉鎖する方針を8月の時点で打ち出していた。ラシュート工場の閉鎖により生産能力を約3万トン引き下げる。
\SGL2015に伴うコストの大部分は2013年決算で計上。ラシュート工場の閉鎖では設備の減損処理費用およそ2,500万ユーロを第3四半期に計上する。
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