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2013/10/30

総合 - ドイツ経済ニュース

化学業界ベア5.5%要求の方向

この記事の要約

独化学労組IG BCEの執行部は22日、次期労使交渉でベア5.5%を要求する方針案を全会一致で承認した。新協定の有効期間は1年とする考え。同方針案は今後、国内1,900カ所の事業所で検討され、各地区レベルで集約される。労 […]

独化学労組IG BCEの執行部は22日、次期労使交渉でベア5.5%を要求する方針案を全会一致で承認した。新協定の有効期間は1年とする考え。同方針案は今後、国内1,900カ所の事業所で検討され、各地区レベルで集約される。労使交渉はまず地区レベルで12月に開始され、来年1月からは全国レベルで実施される見通しだ。

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昨年5月に合意が成立した現行協定では賃金を4.5%引き上げることが取り決められた。協定の有効期間が19カ月に上るため、年率の上げ幅は3%弱となっている。

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現行協定は年末から来年2月にかけて失効する。失効時期はノルトライン、ラインラント・ファルツ、ヘッセンの3地区が年末、ヴェストファーレン、バイエルン、バーデン・ヴュルテンベルク、ニーダーザクセン/ブレーメン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン/ハンブルク、ベルリンの6地区が1月末、ザールラント、ノルトオスト(北東地区)が2月末となっている。

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