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2013/11/6

総合 - ドイツ経済ニュース

独消費者景況感、高水準保つ

この記事の要約

市場調査大手のGfKが10月31日発表したドイツ消費者景況感指数の11月向け予測値は7.0となり、10月の確定値(7.1)から0.1ポイント低下した。所得見通しと高額商品の購入意欲に関する指数がやや落ち込んだことが響いた […]

市場調査大手のGfKが10月31日発表したドイツ消費者景況感指数の11月向け予測値は7.0となり、10月の確定値(7.1)から0.1ポイント低下した。所得見通しと高額商品の購入意欲に関する指数がやや落ち込んだことが響いた。消費者景況感自体は高水準が続いており、GfKは2013年の個人消費が実質で約1%拡大するとした従来予測を据え置いた。

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景気の見通しに関する10月の指数(11月向け予測値の算出基準の1つ)は11.3となり、9月の10.7から0.6ポイント上昇した。同指数が長年の平均値であるゼロを超えるのは5カ月連続。ドイツ経済が今後、加速する見通しが高まっていることが背景にある。

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所得の見通しに関する指数(同)は32.7で、9月の33.7を1ポイント下回った。低下は3カ月連続。食料品価格の高騰を受けて体感インフレ率が上昇していることが響いた。

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高額商品の購入意欲に関する指数(同)は9月の45.0から44.4へと0.6ポイント低下したものの、高い水準を維持した。歴史的な低金利が背景にある。GfKが実施した別の調査では家電や自動車などの耐久消費財を分割払いで購入する世帯は33%に上り、1年前の29%から上昇した。

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