ドイツ連邦統計局が10月31日発表した2013年9月の輸入物価指数は105.5となり、前年同月比で2.8%低下した。前年同月を下回るのは9カ月連続。エネルギーと金属が最大の押し下げ要因で、天然ガスと石油製品を除いたベースでは下落幅が2.3%にとどまった。輸入物価の前月比の変動率は0%だった。
\エネルギー価格は前年同月を6.3%下回った。石炭(14.6%減)と石油製品(9.7%減)の落ち込みが特に大きい。
\金属では粗鉄・鉄鋼・鉄合金が7.7%減、非鉄金属(半製品を含む)が12.0%減で、粗ニッケルと粗銅はそれぞれ19.5%、14.0%下落した。
\鉄鉱石は8月まで下落が続いたものの、9月は6.4%増と上昇に転じた。前月に比べ7.7%高くなったことが大きい。
\食料品関係ではコーヒー生豆(29.7%減)と穀物(19.7%減)が大幅に下がったものの、牛乳・乳製品は10.8%増と2ケタ台の上げ幅を記録した。
\輸出物価は前年同月比が1.0%減、前月比がプラスマイナス0%だった。
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