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2013/11/6

経済産業情報

LIBOR問題で米社が損賠請求、ドイツ銀など9行に

この記事の要約

米連邦住宅抵当金庫(ファニー・メイ)は10月31日、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の不正操作で損害を受けたとして操作に関与したドイツ銀行などを相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。総額8億ドル以上の支払いを要求して […]

米連邦住宅抵当金庫(ファニー・メイ)は10月31日、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の不正操作で損害を受けたとして操作に関与したドイツ銀行などを相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。総額8億ドル以上の支払いを要求している。

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提訴されたのはドイツ銀行とUBS、クレディ・スイス、バークレイズ、ラボバンク、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェースの計9行。各行ともコメントを控えている。

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ファニー・メイは住宅の安定供給を目的に設立された政策銀行で、1968年に民営化された。サブプライムローン問題で経営が悪化したため、連邦住宅金融抵当公庫(フレディ・マック)とともに国有化され、公的資金で救済された。

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