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2013/11/6

経済産業情報

ストレス「感じる」人は6割、36~45歳では8割に

この記事の要約

公的健康保険組合Techniker(TK)は10月30日、ドイツ人のストレスに関する調査報告書を発表した。それによると、日頃ストレスを感じていると回答した人は「頻繁に」「時々」を合わせて57%に達した。年齢別では36~4 […]

公的健康保険組合Techniker(TK)は10月30日、ドイツ人のストレスに関する調査報告書を発表した。それによると、日頃ストレスを感じていると回答した人は「頻繁に」「時々」を合わせて57%に達した。年齢別では36~45歳の働き盛りが80%と最も高く、26~35歳(74%)、46~55歳(68%)がこれに次いだ。過去3年間で「ストレスが増えた」と感じる人は67%に上り、特に18~25歳の層ではほぼ全員(93%)がそう感じている。

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世論調査機関ForsaはTKの委託を受け、18歳以上のドイツ人1,000人を対象に電話による聞き取り調査を実施。ストレスの度合いやストレスを感じる要因などを尋ねた。

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生活環境の違いでは、人口50万人以上の都市で暮らしている人の69%がストレスを感じている一方、人口2万人以下の小都市では58%にとどまった。州別ではバーデン・ヴュルテンベルク州が63%でトップ。バイエルン、ヘッセン、ラインラント・プファルツ、ザールラントが62%、旧東ドイツ地域が59~60%、ノルトライン・ヴェストファーレン、ニーダーザクセン、ブレーメン、ハンブルク、シュレスヴィヒ・ホルシュタインが50~51%と「南東高・北西低」の傾向がくっきりと表れた。

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ストレス要因では「仕事や勉強」が47%で最も多く、「自分に対する要求」(41%)、「個人的な対立」(34%)、「家族・近親者の病気」(32%)、「収入や家計」(27%)、「家事」(23%)、「子育て・子どもの教育」(22%)も多かった。

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