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2013/11/13

企業情報

Siemens AG―9月通期決算で減益に―

この記事の要約

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は7日、2013年9月通期暫定決算を発表し、継続事業の利益が前期比9%減の42億1,200万ユーロに縮小したことを明らかにした。組織再編プログラム「Siemens 2014」に伴い […]

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は7日、2013年9月通期暫定決算を発表し、継続事業の利益が前期比9%減の42億1,200万ユーロに縮小したことを明らかにした。組織再編プログラム「Siemens 2014」に伴い13億ユーロのコストを計上したことが響いた格好。高速鉄道と洋上風力発電インフラの納期遅延、およびソーラー事業からの撤退も響いた。

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中核4部門の営業利益をみると、減益となったのはインフラ・都市、インダストリーの2部門で、それぞれ72%減の3億600万ユーロ、40%減の14億7,800万ユーロに落ち込んだ。エネルギー部門は3%増の19億5,500万ユーロ、ヘルスケア部門は13%増の20億4,800万ユーロだった。

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売上高は2%減の758億8,200万ユーロ、最終利益は3%増の44億900万ユーロ。新規受注高は8%増の823億5,100万ユーロに拡大した。14年9月期については売上高で少なくとも13年9月期の水準を確保するとしている。

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