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2013/11/13

企業情報

Primark Stores Limited―独で出店加速―

この記事の要約

アイルランドのファストファッション大手Primark(ダブリン)がドイツ市場の攻略を加速する。事業が極めて順調に推移しているためで、同社の親会社である Associated British Foods(ABF)のジョージ […]

アイルランドのファストファッション大手Primark(ダブリン)がドイツ市場の攻略を加速する。事業が極めて順調に推移しているためで、同社の親会社である Associated British Foods(ABF)のジョージ・ウェストン社長は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に「人口20万人以上のドイツの都市はすべて興味のある出店先候補だ」と発言した。約40の都市がターゲットになるとしている。

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2009年にブレーメン店を開設し、ドイツ進出を果たした。現在はフランクフルト、ベルリン、ハノーバーなどで計10店舗を展開している。今後は12月にデュッセルドルフ店を開設。14年末までに計5店舗を新設する計画だ。

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Primarkはファッション性の高い衣料品を低価格で提供している。集客力は極めて高く、例えばフランクフルトの中心街では同社の手さげ袋を持って歩く買い物客がやたらと目につく。競合のH&MやZaraから顧客を奪っているようだ。

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ABFのウェストン社長はPrimarkの強みとして◇スリムで低コストな管理組織◇薄利多売◇広告を行わない――の3つを挙げた。広告は口コミやユーチューブなどへの投稿を通して顧客自らが行っているという。

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