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2013/11/13

企業情報

Commerzbank AG―リスク資産圧縮が奏功、最終増益に―

この記事の要約

独2位銀行のCommerzbank(フランクフルト)が7日発表した2013年7-9月期(第3四半期)の最終利益は7,700万ユーロとなり、前年同期の6,700万ユーロから15%増加した。リスク資産の圧縮が奏功した格好で、 […]

独2位銀行のCommerzbank(フランクフルト)が7日発表した2013年7-9月期(第3四半期)の最終利益は7,700万ユーロとなり、前年同期の6,700万ユーロから15%増加した。リスク資産の圧縮が奏功した格好で、黒字額は独最大手Deutsche Bank(5,100万ユーロ)を上回った。新自己資本比率規制「バーゼル3」ベースの狭義の中核的自己資本比率(Tier1)は8.6%で、前期の8.4%から上昇した。

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同行は不良化した資産と非中核事業の資産をバッドバンクに移管したうえで、削減していく戦略を推し進めている。ブレッシング頭取によると、造船・国債・不動産分野の資産は前年同期の約4分の1の1,240億ユーロまで圧縮した。バッドバンクの不良資産は昨年末の140億ユーロ強から9月末には80億ユーロまで低下したという。

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