半導体大手の独Infineon(ミュンヘン)は12日の決算発表で、2014年9月通期の業績が好転するとの見通しを明らかにした。受注が好調なほか、スマートフォンブームを背景にパワー半導体需要が拡大しているためで、売上高が13年9月期実績を7~11%上回り、売上高営業利益率も9.8%から11~14%に上昇するとみている。
\13年9月期の最終利益は2億7,200万ユーロで、前期の4億2,700万ユーロから57.0%減少した。景気の先行き不透明感を受けて顧客企業が調達を抑制したことが響いた格好。特に第1四半期(12年10~12月)は振るわなかった。13年9月期の売上高は1.6%減の38億4,300万ユーロ、営業利益は28.6%減の3億2,500万ユーロだった。
\第4四半期(7~9月)は比較的好調で、売上高は前年同期比7%増の10億5,300万ユーロに拡大。最終利益も3%増えて1億4,200万ユーロに達した。
\