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2013/11/20

企業情報

Merck KGaA―がん治療薬開発で中国企業と提携―

この記事の要約

製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は13日、中国のバイオ企業BeiGeneとがん治療薬の開発・販売で提携すると発表した。Merckは開発リスクの削減と新薬の確保に向けて提携を強化する戦略を打ち出しており、BeiG […]

製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は13日、中国のバイオ企業BeiGeneとがん治療薬の開発・販売で提携すると発表した。Merckは開発リスクの削減と新薬の確保に向けて提携を強化する戦略を打ち出しており、BeiGeneとの提携は今回で2件目となる。

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両社はBeiGeneが開発中のPARP阻害薬「BeiGene-290」を共同開発に切り替える。BeiGene-290は現在、前臨床試験段階にあり、来年から臨床試験が始まる見通し。中国での開発と販売はBeiGeneが行い、残る地域の開発と販売をMerckが引き受ける。

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MerckはBeiGeneに対し一時金(金額は非公開)のほか、開発などの進捗に応じてマイルストーンを最大1億7,000万ユーロ支払う。また、上市後は売り上げに応じてライセンス料を支払う。

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PARP阻害薬はDNA修復に異常を来した細胞に特異的に作用し、細胞死を誘導する分子標的薬。両社はBeiGeneが開発したBRAF阻害剤でも共同開発を進めている。BeiGeneはがん治療薬に特化したバイオ企業で、従業員数は約150人。

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