キッチン用品メーカーのWMF(ガイスリンゲン)は14日の決算発表で、製品の種類を減らし、支店網もスリム化する方針を明らかにした。業績が計画を下回っているためで、不採算店は閉鎖する。これらの措置に伴い2013年12月期の営業利益(EBIT)が1,200万ユーロ押し下げられる見通しだ。
\1-9月期のEBITは3,210万ユーロで、前年同期を17%下回った。国外需要が鈍いほか、低価格帯ブランド子会社Princessの売却で損失を出したことが影響。顧客のホテル・飲食店が投資を見合わせていることも響いた。
\売上高は2%増7億540万ユーロ。国内売上が5%増の3億7,500万ユーロに拡大し、国外事業の不振を相殺した格好。国外売上は世界的な需要低迷とユーロ危機が響いて5%減の3億3,040万ユーロに落ち込んだ。
\1-9月期のEBITが大きく落ち込んだことを受け、同社は13年12月期の売上高営業利益率(EBITベース)で6%を達成するとした目標を撤回。4~5%に下方修正した。
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