独情報通信業界連盟(Bitkom)は14日、ドイツのSMS・MMSサービス市場規模が今年27億5,000万ユーロとなり、前年を12.7%下回る見通しだと発表した。送信件数は7%増の630億件で、これまでに引き続き過去最高を更新するものの、フラットレート料金の普及や大口顧客向け割引料金の利用拡大が響く。SMS・MMSに取って代わるiMessageやフェイスブックなどのサービスも足かせ要因だ。
\SMS・MMSの利用件数に占めるフラットレートサービスの割合は2012年時点で約60%に達した。今年はさらに増えているとみられる。
\SMSを利用したサービスの種類は増えており、オンラインバンキング用のモバイルTANや列車運行情報送信などが登場している。だが、これらのサービスを利用する企業向けの送信料金は低く、利用が増えても売り上げが伸びにくいという問題がある。
\こうした傾向を受けてドイツの移動通信サービス売上に占めるSMS・MMSの割合は10年の45%から今年は30%に低下する見通しだ。
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