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2013/11/27

総合 - ドイツ経済ニュース

生産者物価が10年3月以来の下げ幅に、10月-0.7%

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が20日発表した2013年10月の生産者物価指数(2010年=100)は前年同月比0.7%減の106.6に低下し、10年3月以降で最大の下落幅となった。エネルギー価格が1.9%低下したことが最大の押し下げ […]

ドイツ連邦統計局が20日発表した2013年10月の生産者物価指数(2010年=100)は前年同月比0.7%減の106.6に低下し、10年3月以降で最大の下落幅となった。エネルギー価格が1.9%低下したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベースでは低下率が0.2%にとどまった。

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エネルギーでは石油製品が7.3%下落。液化ガス(19.2%減)と灯油(12.1%減)は2ケタ台の落ち込みとなった。電力は2.9%減で、天然ガスも1.0%下がった。エネルギー以外では中間財も1.9%低下している。

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非耐久消費財は1.8%上昇した。食料品が2.0%増加。バター(24.4%増)、牛乳(18.7%増)、チーズ・凝乳(11.9%増)は上げ幅が2ケタ台に達した。じゃがいもも7.7%上げっている。油脂は15.1%下がり、食肉(家禽を除く)も4.5%低下した。

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耐久消費財と投資財はそれぞれ1.1%、0.7%上昇した。

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10月の生産者物価は前月比でも0.2%低下した。同物価指数は1月の107.7をピークに低下傾向が続いており、2月以降で前月を上回ったのは9月(0.3%増)だけだった。エネルギーを除いたベースでは10月は横ばいを保った。

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