企業向けソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)は20日、中国電信と共同でクラウドサービス事業を展開すると発表した。同サービスの利用者数を中国で大幅に増やすことが狙い。
\中国電信の通信インフラ子会社・中国通信服務(CCS)と共同で2011年に設立した合弁会社China Datacom Corporation Limited (CDC)を通して人事管理ソフト(HCM)をクラウドベースで提供する。SAPは現在数十万人にとどまるクラウドサービスの現地利用者数を今後2年以内に100万人に拡大する意向だ。
\SAPは中国売上高を2015年までに10億ユーロに拡大する目標を掲げている。現在の売上高は明らかにしていないが、同国は同社にとって6番目に大きい市場という。
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