電気通信大手のDeutsche Telekom(ボン)は21日、不動産や中古車の売買仲介を手がける子会社Scout24を米投資会社Hellman & Friedmanに売却すると発表した。Scout24の資本70%を約15億ユーロで売却。出資比率を30%に引き下げる。取引の成立には独禁当局の承認が必要で、同社は売却手続きが来年第1四半期に終了するとみている。
\Scout24の時価を約20億ユーロと評価して取引を行う。同評価額は営業利益の20倍で、業界平均を大幅に上回るという。取引が成立すると、投資会社がドイツで行う買収で今年最大の案件となる。
\Deutsche Telekomは売却益をドイツと米国の通信網拡充に充てるもようだ。
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