独情報通信業界連盟(Bitkom)は20日、ドイツのゲーム機販売台数が来年は340万台に達し、今年を24%上回るとの予測を発表した。ソニーとマイクロソフトが今月中に新ゲーム機を相次ぎ発売することで、市場が活性化。売上高も26%増の7億6,500万ユーロに拡大するとみている。
\マイクロソフトは22日、新ゲーム機「Xbox One」を独市場に投入。ソニーも「プレイステーション4」を29日に発売する。任天堂は昨年11月、「Wii U」を投入した。
\Xbox Oneとプレイステーション4の効果は今年の販売台数も押し上げる見通しで、Bitkomは前年の260万台から280万台へと8%増加すると予想。売上高についても5億3,300万ユーロから6億500万ユーロへと14%拡大すると見込んでいる。
\Bitkomはゲームユーザーがドイツで増加していることも明らかにした。それによると、消費者に占めるゲームユーザーの割合は現在36%で、2009年の29%から7ポイント拡大した。スマートフォンの普及ですそ野が広がっていることが大きく、女性全体に占めるユーザーの割合も08年の22%から30%に上昇した。
\ゲームのプラットフォームではパソコンの利用者が最も多く、ユーザー全体の76%が利用している。スマートフォンは同44%で、ゲーム機の43%をわずかに上回る。
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