独新興化学メーカーTouGas Oilfield Solutions(フランクフルト)は5日、油田サービス事業を展開する中国企業・添利百勤油田(Petro-King)と戦略提携すると発表した。フラッキング用の製品を共同開発し、まずは中国市場に投入。将来的にはグローバル市場の開拓も目指す。
\TouGasは独化学メーカーAllessaからのスピンオフとして今春設立された企業。真水を利用しないフラッキング用の薬剤を手がけている。高分子吸収材に用いる化学品を利用しているのが特徴で、従来のフラッキング用薬剤と異なり環境負荷が小さいという。クエート国営投資庁などの出資を受けている。
\真水を利用しないため、水の少ない地域でのフラッキングに適している。TouGasのホルストトーレ・ラント社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたところによると、同社製品は来年にも中国のフラッキングで利用されるという。
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