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2013/12/11

経済産業情報

故障率の低さで日独ブランドが上位独占

この記事の要約

テュフ ズードなどドイツの技術監査協会が加盟する業界団体VdTUEVが5日発表した自動車の故障に関する最新レポート(TUEV-Report 2014)によると、2012年7月~13年6月に行われた車検で重大な故障が見つか […]

テュフ ズードなどドイツの技術監査協会が加盟する業界団体VdTUEVが5日発表した自動車の故障に関する最新レポート(TUEV-Report 2014)によると、2012年7月~13年6月に行われた車検で重大な故障が見つかった車両の割合は24.9%に達し、前年の20%から大幅に上昇した。12年夏に施行された改正道路交通許可政令(StVZO)で故障の判断基準が厳格化されたことが反映された格好。ドイツ車と日本車は昨年に引き続き、車齢に応じて計5つある部門でトップテンを独占した。

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5部門のトップテンに入ったモデル数はドイツ車が26、日本車が25。各部門のトップは車齢2~3年がオペル「メリーバ」、同4~5年と6~7年がともにトヨタ「プリウス」、8~9年と10~11年がともにポルシェ「911」だった。

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トップテン入りした数が最も多いブランドはトヨタで15に上った。2位はマツダ(7)で、以下ポルシェ(6)、フォルクスワーゲン(6)、メルセデス(4)、アウディ(4)、ホンダ(3)が続いた。独日メーカー以外のブランドはトップテンにまったく入っていない。

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