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2013/12/11

経済産業情報

金利不正操作で欧米6社に制裁金、ドイツ銀の7億ユーロ強が最高

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州委員会は4日、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)など国際的な指標金利の不正操作に関わったとして、ドイツ銀行やJPモルガンなど欧米の6金融機関に総額約17億1,000万ユーロの制裁金を科したと発表し […]

欧州連合(EU)の欧州委員会は4日、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)など国際的な指標金利の不正操作に関わったとして、ドイツ銀行やJPモルガンなど欧米の6金融機関に総額約17億1,000万ユーロの制裁金を科したと発表した。EU競争法違反の制裁金としては過去最高額となる。

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欧州委によると、ドイツ銀行、ソシエテ・ジェネラル、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、バークレイズ、UBS、JPモルガン、シティグループ、PRマーティン(金融仲介会社)の8社について、ユーロ建ての指標金利である欧州銀行間取引金利(EURIBOR)、円建てのLIBORおよび東京銀行間取引金利(TIBOR)のいずれかで不正操作に絡みカルテル行為を行ったと認定。不正に関する情報を提供したバークレイズとUBSの2社を除く6社が制裁金の支払いを命じられた。金額はドイツ銀行の約7億2,540万ユーロが最高で、ソシエテ・ジェネラルが4億4,600万ユーロ、RBSが3億9,100万ユーロ、JPモルガンが7,990万ユーロ、シティグループが7,000万ユーロ、PRマーティンが24万7,000ユーロだった。

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