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2014/1/15

総合 - ドイツ経済ニュース

卸売物価が4年ぶり低下、13年は-0.5%に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が14日発表した2013年の卸売物価指数(2005年=100)は前年比0.5%減の122.2へと後退した。同指数が低下したのはリーマンショックに伴う金融・経済危機がピークに達した09年以来で4年ぶり。石炭 […]

ドイツ連邦統計局が14日発表した2013年の卸売物価指数(2005年=100)は前年比0.5%減の122.2へと後退した。同指数が低下したのはリーマンショックに伴う金融・経済危機がピークに達した09年以来で4年ぶり。石炭・石油製品が5.0%下がって、全体を強く押し下げた格好だ。このほか、穀物・葉たばこ・種苗・飼料(6.0%減)、鉱石・金属(4.0%減)、コーヒー・茶・カカオ・香辛料(14.7%減)も大きな押し下げ要因となった。牛乳・乳製品・卵・食用油脂(5.7%増)と食肉・肉製品(2.1%増)は価格が上昇した。

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13年12月の卸売物価指数は前年同月比1.8%減となり、5カ月連続で1年前の水準を下回った。穀物・葉たばこ・種苗・飼料が20.2%低下したことが大きな押し下げ要因。石炭・石油(4.0%減)、鉱石・金属(4.1%減)、コーヒー・茶・カカオ・香辛料(12.1%減)も大幅に下がった。

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12月の前月比の変動率はプラス0.4%で、3カ月ぶりに増加へと転じた。上げ幅は石炭・石油製品(1.8%)と青果・じゃがいも(同)で大きかった。

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