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2014/1/15

総合 - ドイツ経済ニュース

11月製造業受注2.1%増に

この記事の要約

ドイツ連邦経済省が8日発表した2013年11月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.1%増となり、2カ月ぶりに拡大した。大型受注が多かったほか、2.1%減となった前月の反動も出た格好。経済省は […]

ドイツ連邦経済省が8日発表した2013年11月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.1%増となり、2カ月ぶりに拡大した。大型受注が多かったほか、2.1%減となった前月の反動も出た格好。経済省は「1年前からの上向き傾向は11月も続いた」との見方を示した。

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受注が大きく伸びたのはユーロ圏外からで、3.5%増加した。国内も1.9%拡大している。ユーロ圏(国内を除く)はプラスマイナス0%。

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部門別では投資財が4.9%減となった前月の反動で3.2%増と大きく伸びた。ユーロ圏外が5.5%、国内が2.7%の幅でそれぞれ増加。ユーロ圏落ち込み(1.0%減)が十二分に相殺された。

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消費財も2.1%拡大した。ユーロ圏外が0.2%減となったものの、ユーロ圏(3.9%増)と国内(2.5%増)が大きく伸びた。

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中間財は0.4%増。内訳は国内が1.0%増、ユーロ圏が0.5%増、ユーロ圏外が1.1%減だった。

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大型受注による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較でみると、10~11月は前の期の8~9月を0.4%上回った。国内は1.5%減となったものの、ユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ3.1%増、1.3%増となり、プラス成長が確保された。部門別では中間財が2.4%増、消費財が2.1%増、投資財が1.0%減だった。

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