独ソーラー産業連盟(BSW Solar)が9日発表した太陽光発電設備の2013年の国内新設規模は約3.3ギガワットピーク(GWp)となり、前年の7.6GWpからおよそ55%減少した。ソーラー電力の買い取り価格が太陽光発電設備の価格下落を上回るスピードで削減されていることが直撃した格好。BSW Solarは政府に対し、買い取り価格削減のスピードを緩めるよう要請した。
\BSW Solarによると、太陽光発電設備の価格は過去2年間でおよそ25%低下した。ソーラー発電の買い取り価格はこの間、約50%引き下げられており、これが太陽光発電設備への新規投資の足かせとなっている。同連盟は毎月1.4%のスピードで進む買い取り価格減額のペースを落とす必要があると強調する。
\新設の減少は特に大型設備で顕著で、10キロワットピーク(KWp)以上のクラスでは減少幅が約60%に達した。小型設備では同12%にとどまったという。
\ソーラー発電の規模は昨年297億キロワット時(kWh)で、国内消費電力に占める割合は約5%に上った。2010年時点では発電量が117kWh、シェアが2%にとどまっていた。
\