化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は上海工場のトルエンジイソシアネート(TDI)生産能力を拡張する。アジア需要の拡大に対応する考え。化学専門サイト「KunststoffWeb」が報じ、広報担当者が追認した。
\上海でのTDI生産能力を現在の年16万トンから22万トンに引き上げる。環境アセスメント調査の実施に向けてすでに当局に許可申請を行った。着工時期や操業開始時期、投資総額は明らかにしていない。
\同社は独ルートヴィヒスハーフェン本社工場でもTDIの生産施設を建設している。年産能力は30万トン、投資規模は10億ユーロ。今年末にも操業を開始する予定で、操業開始に伴い独シュヴァルツヘルデでのTDI生産(年産能力8万トン)を終了する。
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