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2014/2/5

総合 - ドイツ経済ニュース

消費者景況感が07年8月以来の高水準に

この記事の要約

市場調査大手GfKが1月29日発表したドイツ消費者景況感指数の2月向け予測値は8.2となり、1月の確定値7.7から0.5ポイント上昇。2007年8月以来の高水準に達した。景気と所得の見通し、高額商品の購入意欲に関する指数 […]

市場調査大手GfKが1月29日発表したドイツ消費者景況感指数の2月向け予測値は8.2となり、1月の確定値7.7から0.5ポイント上昇。2007年8月以来の高水準に達した。景気と所得の見通し、高額商品の購入意欲に関する指数がすべて上昇し、全体が強く押し上げられた。

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景気の見通しに関する1月の指数(2月向け予測値の算出基準の1つ)は35.3となり、前月の23.3から12.0ポイント上昇した。同指数の改善は5カ月連続。国内総生産(GDP)成長率が昨年の実質0.4%から今年は1.5~2.0%に上昇すると予想されていることなどが反映された。昨年低調だった輸出と企業投資が今年はプラス成長に転じると予想されており、Ifo企業景況感調査の1月の期待指数(今後6カ月の見通しを示す)は3年来の高水準に達した。

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所得の見通しに関する1月の指数(同)は前月の39.5から6.7ポイント増の46.2となり、過去13年間の最高を記録した。景気見通しの好転と雇用の安定、低インフレ率がプラスに働いた格好。

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高額商品の購入意欲に関する1月の指数(同)は前月の46.1から3.9ポイント伸びて50.0%に達した。景気と所得の見通しが良好なほか、雇用が安定し金利が低いことも追い風となった。

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