保険大手の独アリアンツがノルウェー政府を提訴した。海底ガスパイプライン輸送料金の大幅引き下げをノルウェー経済省が決定した結果、同パイプラインに出資するアリアンツ子会社Allianz Capital Partners(ACP)の持ち分の価値が大きく目減りしたため。ACPへの取材をもとに3日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
\問題となっているのは北海に敷設されている全長8,000メートルのガスパイプラインで、合弁会社Gassledが保有している。ACPは2年前、同合弁の資本14%を13億ユーロで取得した(ライセンスは28年まで有効)。
\だが、ノルウェー経済省は昨年、同パイプラインの輸送料金を2016年から最大で90%引き下げることを決定。これを受けACP持ち分の価値は5億ユーロ目減りしたという。
\