ドイツ2位の公的健康保険組合Barmer GEK(ベルリン)は24日、全職員(1万6,900人)の20%に当たる3,500人を中期的に整理する計画を発表した。顧客ニーズと公的健保を取り巻く環境の変化を受けた措置で、事業所数も800カ所から400カ所に半減する。
Barmerによると、健保関係の手続きをインターネットや電話で済ませる被保険者が増加し、事業所に出向く人が減少している。また、医療費の増加を受けて健保の支出は今後、拡大していくものの、収入は支出に見合った増加が見込めない。このため、組織再編と職員数の削減を通して年間コストを2億5,000万~3億ユーロ圧縮する意向だ。