ドイツ機械工業連盟(VDMA)が24日発表した同国の2013年の機械輸出高は前年比0.3%減の1,490億ユーロと小幅な後退にとどまった。VDMAのエコノミストは、世界経済の状況を踏まえると立派な成果だとしている。
輸出は欧州連合(EU)向けが2.1%増加、米国向けも0.9%拡大した。トルコと韓国向けは大きく伸びており、両国は輸出先ランキングでそれぞれ11位、13位に浮上した。一方、中国向けは3.8%減少。他のBRICs諸国向けも前年実績を下回った。
輸出先のシェアではEUが40.8%で最も多く、これに中国(11%)、米国(9.5%)が続いた。
13年第4四半期の輸出高は前年同期比で1.9%増加した。米国向けが9.4%拡大、EU向けも6.6%伸びた。
第4四半期の輸入高は0.7%減少したが、EUからは1.7%増加。ユーロ加盟国からも1.1%拡大した。輸入全体に占めるEUの割合は61.6%、ユーロ圏は同38.3%だった。