BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)との貿易取引が昨年、低調だったことが、ドイツ連邦統計局が6日発表した国・地域別貿易統計で分かった。景気の低迷が反映された格好。
ドイツの2013年の輸出高は前年比0.2%減の1兆938億ユーロ。BRICs向けではインドが11.8%減の92億ユーロと特に大きく落ち込んだ。ロシアとブラジルもそれぞれ5.2%減、2.7%減。中国は0.4%増だった。
ドイツの輸入高は9,059億ユーロで、1.1%減少した。BRICs4カ国からの輸入は軒並み減少。減少幅はブラジルで15.9%、中国で6.6%、ロシアで5.5%、インドで1.9%に上った。
一方、ユーロ圏との貿易をみると、輸出高が1.0%減の4,023億ユーロに縮小したのに対し、輸入高は1.6%増の3,437億ユーロに拡大。貿易黒字幅は前年の678億ユーロから586億ユーロに縮小した。