欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2014/3/19

企業情報

BMW―投資と欧州市場低迷響く、営業減益に―

この記事の要約

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が13日発表した2013年12月通期決算の営業利益(EBIT)は前期比3.5%減の79億8,600万ユーロに落ち込んだ。電気自動車(EV)などの将来技術や新モデルへの投資のほか、市場が低 […]

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が13日発表した2013年12月通期決算の営業利益(EBIT)は前期比3.5%減の79億8,600万ユーロに落ち込んだ。電気自動車(EV)などの将来技術や新モデルへの投資のほか、市場が低迷する欧州で大規模な販促措置を行ったことなどが影響。売上高も1.0%減の760億5,800万ユーロに後退した。最終利益は4.5%増の53億4,000万ユーロだった。

主力の自動車部門のEBITは12.4%減の66億5,700万ユーロと大きく落ち込んだ。同部門の売上高営業利益率は前期の10.8%から9.4%に落ち込み、競合Audi(同10.1%)を下回っている。オートバイ部門のEBITは前期の900万ユーロから7,900万ユーロへと急増。金融サービス部門も5.5%増の16億4,300万ユーロに拡大した。

今期は乗用車販売台数が200万台を超え、16年の目標を2年前倒しで達成する見通し。13年12月期は6.4%増の196万3,798台だった。