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2014/4/2

企業情報

Singulus Technologies AG―2年ぶり営業黒字に―

この記事の要約

光メディア製造装置メーカーの独Singulus(カール・アム・マイン)が3月31日発表した2013年12月期決算の営業損益(EBIT)は220万ユーロの黒字となり、前期の赤字(6,050万ユーロ)から大きく改善した。営業 […]

光メディア製造装置メーカーの独Singulus(カール・アム・マイン)が3月31日発表した2013年12月期決算の営業損益(EBIT)は220万ユーロの黒字となり、前期の赤字(6,050万ユーロ)から大きく改善した。営業黒字の計上は2年ぶり。主力製品であるブルーレイ製造装置の販売が好調だったことが大きく、最終損失も前期の6,240万ユーロから70万ユーロへと大幅に縮小した。売上高は1億3,490万ユーロで、24%増加した。

ブルーレイディスク製造装置事業の売上高は46%増の9,500万ユーロに拡大した。営業利益1,740万ユーロを計上している。

太陽電池セル製造装置事業は売上高が2,900万ユーロで、営業損益は1,130万ユーロの赤字だった。太陽電池市場の低迷が響いた格好。ただ、太陽電池市場は回復に向かっており、製造装置の需要も増加に転じているという。

14年12月期はEBITがさらに増加すると予想している。最終損益の黒字化にはEBITで500万~600万ユーロの確保が必要という。