3Dプリンター製造の独SLM Solutions（リューベック）は7日、フランクフルト証券取引所で年内に新規株式公開（IPO）を実施する意向を明らかにした。市場資金7,500万ユーロを調達し、事業の拡大に充てる。IPOの時期は明らかにしていないが、市場では5月と目されている。実現すれば同取引所で行われる今年最初のIPOとなる見通し。
SLM Solutionsは産業向けに3Dプリンターを製造しており、昨年は28台を販売した。売上高は前年比23％増の2,160万ユーロで、売上高営業利益率（特殊要因を除いたEBITDAベース）は11.5％に達した。独投資会社DPEが資本57％を握っている。IPOに合わせて既存の出資者が株式を売り出すかは未定。
