独最大手銀行のドイツ銀行で顧客口座から誤って出金されるトラブルが起きたことが3日、明らかになった。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙によると、コスト削減目的で導入したSAPのソフトウエア「Magellan」との関連が疑われている。同行は同ソフトとトラブルの間に関連はないとしている。
トラブルが起きたのは1日午前10時。地方紙『ライニッシェ・ポスト』によると、数百人の顧客口座から1,000ユーロ以上の額が誤って引き落とされた。15万ユーロに上るケースもあったという。顧客の一部はマイナス口座となり、預金を引き出すことができなくなった。
トラブルは17時までにすべて解消された。ドイツ銀は被害を受けた顧客全員に謝罪した。