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2014/4/30

企業情報

BMW―電気自動車「i3」の生産量40%引き上げ―

この記事の要約

自動車大手の独BMWが同社初の電気自動車(EV)「i3」の生産台数を40%引き上げた。ハラルド・クリューガー取締役(生産担当)が15日明らかにしたもので、1日当たりの規模を従来の70台から100台に拡大した。 i3は昨年 […]

自動車大手の独BMWが同社初の電気自動車(EV)「i3」の生産台数を40%引き上げた。ハラルド・クリューガー取締役(生産担当)が15日明らかにしたもので、1日当たりの規模を従来の70台から100台に拡大した。

i3は昨年11月に生産を開始。今年初からこれまでの出荷台数は5,000台に上った。仮にこのペースで生産が行われた場合、今年の生産台数は約2万台となり、同社の販売目標である1万1,000台を大きく上回ることになる。

ただ、これまで出荷した車両は主に展示・宣伝用で、顧客に納車された数は少ないようだ。米国のディーラーからの注文が多く、クルーガー取締役は『マネージャー・マガチン』誌に「米国はi3の最大の市場になる」との見方を示した。米カリフォルニア州ではEVの購入に補助金が出るという追い風がある。同州でのi3発売は4月末~5月初旬になる見通しという。

同モデルの予約販売台数は計1万1,000台に達した。注文から納車までの期間は長くなる傾向にあり、現在は6カ月に上る。