米投資会社Clayton Dubilier & Rice(CD&R)は12日、産業用容器大手の独Mauserをアラブ首長国連邦の公営投資会社Dubai International Capital(DIC)から譲り受けることで合意したと発表した。取引金額は約12億ユーロ。第3四半期の買収手続き終了を見込む。
Mauserは1896年の設立で、ケルン近郊のブリュールに本社を置く。化学・食品産業向けに樹脂・スチール製のドラム缶や中間バルクコンテナ(IBC)を製造しており、従業員数は4,400人、売上高は12億ユーロ。世界18カ国に計57の生産拠点を持つ。
DICは2007年に同社を約8億5,000万ユーロで買収。12年から売却先を模索していた。