英ガス・電力市場管理局(Ofgem)は16日、独エネルギー大手エーオンの英国法人に制裁金1,200万ポンドを科すと発表した。消費者に虚偽の情報を与えていたため。制裁金は被害を受けた消費者に支払われる。
現地法人およびその傘下企業の職員は訪問・電話販売で顧客に虚偽の情報を伝え契約を獲得していた。現地法人はこうした行為を組織ぐるみで行ってはいなかったものの、監督不行き届きを理由に処分を受けた。同社の社長は被害者に謝罪するとともに、再発防止に努める意向を表明した。
英国ではエネルギー事業者の大幅値上げに対する批判が高まっており、当局は取り締まりを強化している。